厳寒の結晶

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和菓子作りに欠かせない“寒天”

粉末寒天など簡便性を重視した商品がありますが、私は「棒寒天」が好きで、使っています。

長野を第二の故郷としている友人Kさんから、棒寒天をいただいたのでこの機に紹介します。

そもそも棒寒天は長野諏訪地方の伝統乾物であり、12月〜1月の間、マイナス15℃にもなる厳寒が寒天作りの要です。

棒寒天の原材料は100%海藻で、天草オゴノリを煮溶かして、固めたものがところてんとなり、それを凍結・乾燥させたものです。

自然の力でじっくり凍結させ、「乾かす」と同時に「凍らせて」いるのが特徴で、なんだかかっこいい…!と思うのですが、水分をたっぷり含んだところてんを台に並べる作業は「水を持ち上げる」ようなもので、大変な重労働だそうです。

この30〜40年では冬の気温が上がったり、かなりの重労働ということもあり、年々生産量は少なくなっているそうです。。自然の力で作るという寒天がかっこいいという思いはもちろん、日本の伝統乾物を応援したい気持ちもあり、棒寒天を使っています。

続きは、棒寒天の使い方をいくつか紹介します♫

さちあかね

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7,8月の夏レッスンでは、19名もの生徒さんにお越しいただきました。

最後の生徒Kさんは、今年5月に埼玉でカフェをオープンされたばかりの方で、さすが手際よく無駄ない動きをされていました。
そんな彼女から、長野の「幸茜(さちあかね)」という桃をいただきました。果皮から甘い香りがしてきて幸せな気分になりました。Kさん、ありがとうございました!

夏レッスンにお越しされたみなさまも、時によっては赤ちゃんをみてくれたり、何かとご理解いただき、本当にありがとうございました。

これからは、栗や紅玉などがおいしくなる季節です。秋もどうぞよろしくお願い致します。